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「澁澤塾」って...?

「なんでもできる澁澤塾」

何か面白いことが企画できて、挑戦できて、、、

そんな環境を作るのが澁澤塾なのか。


もちろん、そういう側面もあるとは思うが、

それは「澁澤塾だから」できることなのか。


澁澤塾の本質は、僕はそこにはないと思う。

「なんでもやる」「挑戦する」

これは、澁澤塾の存在意義そのものではなくて、活動の結果でしかない。

つまり、より多くの一橋生が「企画する」「挑戦する」「積極的になる」ために、

相互に刺激を与え合うコミュニティではないかと。


これは「啓蒙」ではない。何か価値観を押し付けるんじゃない。

一緒に学び合い、刺激し合う

まぁ、そんな人たちが増えたらもっと面白いことができるんじゃないか、

という利己心はあるかもしれない。


先日、「クニコン」の企画をしたいと見切り発車した会議で、

本当に自分がしたいことを内省した。させてもらった。

のじや、ひろはるや、みすみん、ありがとう。


そこでせつさんとも話したのだけど、

どうも求めていたものが、彼が澁澤塾を作った経緯と似ている。

彼にそう言われた。たむこうさんも首肯した。

でも単に言われただけじゃない、自分でも確かに似ていると思った。


でもその実現に向けて考えている手段は少し異なる気もする。

しかし、せっかく彼が作ったコミュニティを活かしたい。



「人が挑戦するには」

ここで言う「挑戦」は、別に大きなものでなくて良い。

ある団体に入る、ちょっと一人旅してみる、そんなことでも良い。


より小さな「挑戦」は、______

例えば、家や大学の近所を歩き回ってみる、ずっと入りたかったお店に入ってみる、誰かにDMしてみる______

これは、少し勇気を出せば、誰だってやってる。

思い返せば、あれも一つの「挑戦」だったんだなと思うことはあるはず。


でも、もっと大きな「挑戦」は?______

自分語りで申し訳ないが、管弦楽団の有志と合同でやった「兼松ミュージカル」とか、そういう100人とか大人数を巻き込むもの______


そういう「挑戦」をするには、自分自身の小さな経験の積み重ね、

或いは周囲の人たちから聞いた経験談...

こうした"サンプル"の蓄積によって、

「もしかしたら自分にもできるかも...!」と思うことが必要なのだと思う。

(もちろん、大きい小さいは各個人の価値観に依る)


僕自身の経験で言えば、

中高の仲の良い先輩に憧れ、ミュージカルをやりたいと思った(周囲の人間の経験談1)

大学に入り、ミュージカルサークルに入った(小さな挑戦1)

1年生の一橋祭で、演出陣(1公演を主導する立場)の4人のうちの1人になった(小さな挑戦2)

様々なやり方や知識を先輩方に聞いて回り(学び)、

自分なりのやり方を模索した(思考)

一橋祭公演を、主に照明大道具で主導した(実践)

一橋祭公演を成し遂げた(経験)

達成感とともに悔しさを感じ、「あれが出来たのは良かった」「ここはもっと出来たのに」などと振り返った(内省)

何か刺激が欲しいと、みねちょに連れられ澁澤塾に入った(小さな挑戦3)

先輩方や同期の過去の挑戦、現在の挑戦をたくさん見聞きした(周囲の人間の経験談2)

自分でも「また挑戦したい」「今度は上手くやりたい」と思いながら、生フルオケのミュージカルの理想を語った(思考)

コア・メンバーを集め、企画をスタートさせた(大きな挑戦)

長くなるのでここまでにするが、

①「周囲の人間の経験談」に触れ、

②小さな「挑戦」を蓄積し、

③その過程で「学び」「思考」して「実践」し、

④「内省」し、

①再び「周囲の人間の経験談」に触れて

②より大きな「挑戦」をしようと動き出した

という流れがある。


僕はこの点、非常に恵まれたと思う。

全く同じ経験をしてほしいというわけではないが、

しかし、僕の大学生活はこうした挑戦によって、

色々な人と巡り会えたし、学べたし、豊かになったと感じている。


傲慢と言えば、非常に傲慢だ。

けど、この流れはある程度普遍化できるのでは、とも思う。

せつさんやたむこうさん、あるいはみすみんもサンプルだ。


この流れを、意図的に作り出したい。

  1. 色んな人と交流できる場

  2. 他人の経験談を近しく聞ける場

  3. 小さな挑戦ができる場

  4. 学べる場

  5. 思考できる場

  6. 実践できる場

  7. 内省できる場

  8. 大きな挑戦ができる場

(ここで言う「挑戦」「実践」は重複していると思うが、未だ粗い言語化なのでご容赦)


もちろん、所属する人間が上記すべてを澁澤塾で完結させる必要はない。

というか、それは価値観が凝り固まることに繫がり、望ましくない。

所属する人間が、

自分に不足していると思われる「場」を補完する機能を澁澤塾に見出だせれば、

それが一番良い。


澁澤塾って、そういうコミュニティなんじゃないか、とも思う。

___________どうだろう。


 
 
 

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